第45章 帝光祭
まるで元々の演出のようにステージに進んでくる彼女に黄瀬が小さく拍手を送っていた
「名前っちアドリブ交えて頑張ってるっスよ!」
「まったく苗字も人騒がせなのだよ」
「無事演じられてるんですからいいじゃないですか」
「こっちは冷や汗かいたわ。生徒会の奴ら時間時間うっせーし」
「そこを粘ってくれたのは感謝するよ。ありがとう」
「ミドリンそろそろ出番だよ!ほら!」
「ミドちんファイトー」
「紫原台詞ねえから余裕だな」
緑間が先頭に立ちカラフルな頭たちがステージに出て行く
仕事を終えて戻ってきた設定の小人達が出てきた瞬間に客席に笑いが沸き起こった
「小人でけえな!白雪姫超えてんぞ!!」
「一部巨人だろ」
「はは!やべーなあれ。虹村さん知ってました?」
「聞いてたが、いやせめてパペット人形使うかと思ってたわ…」
白雪姫は事情を説明する。親に捨てられホームレス住所不定かつニートで困っていると相談すると緑間がうんうんと頷いた
「なるほど。それならオレたちの家で過ごすといいのだよ」
「居候なんてオレは反対だ!」
「いーじゃないスか!ね!みんな!」
「あーねみぃ…好きにすりゃいいんじゃねーの」
「はっくしゅ!」
「わ、私はいいよ…」
「…」
頬を赤く染める桃井に一部の男子が顔を赤くする。暗闇で見えないのが残念であるが、そのまま話は進んで行く