第45章 帝光祭
そんな見たことない予想以上の凝りっぷりの様子を見た彼らは思わず言葉を失い、固まった
「なんスかこれ!!」
「…すごいな。学園祭の中ここまでやったのか」
「ここ準備室とか多いですから人通り少なかったんでしょうね」
「いやそれにしてもガムテープとこの閉じ込め具合はすごいっスよ…」
『まってあたしが用足してる間に先輩達どんな魔法使ったの』
「ひとまず桃井、外を見ておいてくれ。1人だと不安だから黒子も頼む」
「はい」
外に出た桃井と黒子を確認し、苗字が閉じ込められているであろう扉の前にある障害を取り除く
一体女性だけでどうやって運んだのかが謎だったが、取り除けば無事に彼女は個室から出てきて安心しきった笑顔を彼らに向けた
「名前っちー!無事で良かったっス!!」
『ごめん。なんか先輩に反感買ったらしくて、助けてくれてありがとう』
「話はあとだ。急ごう」
『そうだよちょっと!さっきから聞いてるけど劇間に合う!?』
「…ギリギリだな」
「名前ちゃん!良かった無事で!」
『さつき、ごめんね。心配かけたね
「ごめんね一緒に行けば良かった…」
『気にしなくていいよ。今後は気を付けるから』
「…黒子桃井、走るぞ。名前」
『は』
「失礼するよ」
赤司に手首を掴まれ、そのまま引っ張られる
今までの人生で一番速い速度で廊下を駆け抜けて、人の隙間をすり抜けていき、あっという間に化粧のために用意された教室に辿り着いたが、息切れが酷かった