第44章 帝光祭について
「あー、発表とかならその時間以外好きにして平気だからな」
「えー?発表?1年なのに?」
「発表することなくない?」
「劇とかやればいいだろ」
ああそうだ。この先生の発言から流れが変わったんだったと赤司と黄瀬が思い出し目を合わせた
「劇とか恥ずかしくね?みんなの前でやんの?」
「私黄瀬君の王子姿みたい!!」
「私もー!!」
「えー気持ちはありがたいっスけど…オレ覚えんの苦手なんでもう少し出番少ないやつがいいっス」
女子生徒の中で誰の王子様が見たいかという話が始まり、流れは完全に劇の流れになった
王子が出てくる童話を調べ始めると1度は聞いたことある物語が出てくるが、いざ劇でやるとなると厳しい内容が多いのかクラスの女子の声が少し大人しくなる
「かぐや姫だと衣装大変だよね…」
「そもそもかぐや姫って王子なの?」
「シンデレラの舞踏会のシーン見たいけど…魔法のシーンとか大変そう」
「人魚姫も人魚のシーンが…」
意外と現実的な人物が集まっているようだと今はありがたい事実に感謝しつつ、まだ出ていないやらなければいけない童話を赤司が口に出した
「なら白雪姫はどうだい。衣装も変わらないし、みんな知っていてわかりやすいだろう」
「賛成赤司君!私も白雪姫が良いと思ってた!」
「…桃井がすごい勢いで立ち上がったのだよ」
「そりゃここで決めなきゃだめだからね~」
赤司からの提案に反対意見はなかった。あったとしても教室は劇の雰囲気になっているので言いにくいだろう
ただこちらとしては決まったのでもうあとは役を勝ち取れば勝ち
無敗の赤司に任せておけば大丈夫だろうがなんだかドキドキしてきてしまった