第123章 ダブルデートの目的は自分の恋を成就させる事
とある宿場町の路地裏にて。
一軒、占いの店が出ている。机に白い布を掛け、対面式で占ってもらう形の簡易的な店だ。その店の傍らには『おっぱい占い』の看板が出ている。この日は客足が伸びなかったのか、いつもそうなのかは不明だが、露店を構える占い師の女は暇そうにしている。
そこへ一人、客と思しき男が椅子に腰掛けた。
「占ってもらえるかぃ?」
その男とは、攘夷派 鬼兵隊総督の高杉晋助である。
「あらぁ、晋助さんじゃな~い。」
そう言って深々と被っていたヴェールを脱ぎ、姿を現したのは仙望郷で葵咲達と遭遇した女、宇宙海賊 鐡の瑠香だった。
瑠香「こんばんは♡」
瑠香の微笑を見てフッと笑みを零す高杉。特に占う内容についての要望を言わない高杉に対し、瑠香は机に肘をついて高杉の顔を覗き込む。
瑠香「で?何を占ってほしいのかしらん?」
高杉「これから起こす祭について、だ。」
瑠香「ウフフ♡」
どうやら高杉は本当に占いを所望しているわけではないらしい。その事が分かった瑠香は腰掛けている背もたれへと体重を預けるように座り直す。
瑠香「予定より早めようとしてるそうじゃな~い?何かあったの?」
高杉「真選組のガードは相変わらず硬ぇが…、ヤツらの方に少し動きがあったようだからな。」
瑠香「!」
高杉の真剣な眼差しを見て、瑠香も表情を改める。