第2章 Opening
[再会2]
〜〜十番隊隊舎〜〜
「おーい松本帰ったぞ」
冬獅郎が比較的大声を上げても返事は返ってこない
奈々美が不思議に思っていると、右隣から信じられない言葉が降ってきた
「ったくアイツ寝やがったな」
「えぇ?!寝てるってまだ今の時間って業務中じゃ…」
奈々美の言葉を聞き入れる間もなく冬獅郎はズンズンと廊下を突き進んで行く
それに負けじと着いて行ったが冬獅郎は『執務室』と書かれた部屋で立ち止まり深呼吸を繰り返していた
その行為を見ていると、深呼吸の吸ったと同時に彼は大きな音を立てて扉を開きその部屋に向かって叫びだした
「松本オオオオオオオオオ!!!!!」
「ぎゃぁああぁあ!!!」
奈々美は自分の幼馴染みと金髪巨乳美女が発狂したこのやり取りで、腰を抜かす程驚いた事は言うまでもない