第20章 壊れかける心
凛…
私、間違ってたね。こんなにも近くに私を好きでいてくれる人がいるんだ。
こんなにも好きでいてくれる人はもう二度と現れないかもしれない。
だから私も全力で愛さなきゃ。
「セレナちゃん、私は最初、みつると付き合ってた。けど、私も凛と同じで、近くにいたからわからなかった。
こんなにも大切だってことを。
私は永遠に凛と歩んでいきたい。私には凛じゃなきゃダメなの。」
凛「さら。////」
セ「はぁー…あなたたち、本当疲れる。飽きたわ。こんな人二度と好きにならないわよ。」
そう言い残し、セレナちゃんは消えていった。
「ねぇ凛…」
私が言おうとした瞬間、凛は私を抱きしめていた。
「えっ?…り、凛!?」
凛「さっきの告白、ちょー嬉しかったんですけどー。」
えっ?あーーーーーー!
つい言ってしまった。
凛「さら。」
私が顔を上げた瞬間、
私たちの唇は重なった。