第4章 鶏のモデルはいつまで擦り倒されるのか問題。
「こんな感じでいいか?」
「あ、はい。ありがとうございます。次はですね…………」
……――そうして完成した夕飯は、ハンバーグとポテトサラダ、きのこのソテーにコンソメスープという献立だ。
ハンバーグなんて本当に、久々に作った。
「…………朝も思ったが、アンタ、料理上手なんだな」
「ありがとうございます。嬉しいです。
堂島さんも手際が良くて、驚きました。家事、よくされるんですか?」
「ガキのころに親の手伝いをしたくらいだ」
「へえー、なんかイメージと違うかも。いい子だったんですね」
「…………アンタの中のガキのころの俺のイメージどうなってんだ?」
「それはもう、0のサイドストーリー準拠ですね。
堂島組長の威をかさに着てわがまま言って桐生さんに叱られてた姿のイメージです。ボクのパパは堂島組の組長なんだぞーって」
「嘘だろあん時見てたのか!?」
「見たというかプレイしました」
「おお…………」
堂島さんが絶望した声を出す。
「でも、かわいかったですよ? 最後はちゃんと改心してましたし」
「フォローになってねえよ…………」
…………これは、堂島さんの女装姿も知っている事は黙っていた方が良さそうだ。
あたしはそう判断して、あいまいに笑った。