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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第7章 どこにいても


目が覚めて、聞こえてくる寝息に心地良さを感じながら、スマホを見つめた。
本当に繋いだまま寝てる。

昨夜、ほとんど話せなかったことに寂しさを滲ませ、憂太の名前を呟く。
規則正しい呼吸音は変わらなかったので、少しボーッとしてから着替えた。

「ん……千景?……起きてるの?」

「うん、おはよう憂太」

「おはよ」とまだ寝惚けた、蕩けるような声が返ってくる。
クスクスと笑いながら、「今日も頑張ってね」と声をかけた。

髪を櫛で整えて電話を切ろうとしたら、憂太は何か、言いにくそうにおどおどしながら話し始める。

「……えっと……千景の、えっちな写真、欲しい……」

「写真は嫌……早く、直接見て?……憂太が撮るんなら、いいよ……」

"いいよ"なんて言ってしまったが、恐らく恥ずかしすぎて隠してしまうだろう。

憂太は「わかった」と少し残念そうな声色で、通話を切った。
――そんなに欲しかったのかな……?

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