第2章 似ている
そのまま悟に連れられて、病院のような内装になった廊下を歩いていく。
一つの扉を開けて、悟は入っていった。
「硝子〜、DNA鑑定して〜」
中にいた女性に声をかけた。
茶髪の、具合が悪そうな……綺麗な女性。
――悟の彼女?
「五条……まずは説明しろ」
しょうこと呼ばれた女性は、何かの準備をしながら悟を非難している。
悟が、「家入硝子だよ」と教えてくれる。
彼女ではなかった。同級生だそうだ。
やぶ医者、らしい。
そんな人にDNA鑑定なんてお願いして、大丈夫なんだろうか……。
「恵と千景、姉弟だと思うから、鑑定して」
「は?……え、姉弟なんですか?」
悟の言葉に恵くんが慌てる。
理解が追いついていないように。
私もまだ、よくわかっていない。
色々話してるうちに、口の中の粘膜を採取された。
「明日、結果を教える。待ってろ」
硝子さんの言葉を聞き、また恵くんがいた部屋に戻っていく。