第6章 気持ち
夜になり、寮の部屋の窓から夜空を眺めていた。
もう少ししたら、憂太の部屋に行こう。
一緒に寝る約束をした。
――替えの下着、持っていった方がいいかな。
ボーッとしていると、扉からノックが聞こえた。
憂太かな……今日は私の部屋?
扉を開けると、好きな人がいる。
微笑んでいる。
「千景。入ってもいい?……千景の答え次第では――最後までしちゃうかもしれないね」
「え?してくれるの?」
「……恥ずかしがったり、怖がったりしてよ……そんな嬉しそうにしないで」
クスクスと笑いながら部屋の中に入って、憂太はベッドの前の床に座る。
私はその憂太の真後ろでベッドに横になって、憂太の頭を囲うように丸くなった。
さらさらとした黒髪に指を通すと、その手の平に後頭部を押し付けてくる。
名前を呼ばれたので肩に手を回し、抱き締めるように寄り添った。
憂太が振り向いて、唇がつきそうなほどの距離になる。
「僕、リカちゃんの呪いを解くまで、他のことは考えないようにしようと思ってたんだ」
至近距離で見つめ合って、まだ言葉を続けようとする憂太を待った。