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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第3章 春の痛み


春の日差しが痛い。
温かなはずの柔らかい春の光は、私を刺していた。

「高菜?」

棘の声と手が肩に軽く触れ、ビクッと跳ねる。
その反動でやっと動いた身体はまだ、ギシギシと音を立てていた。

「う、うん……大丈夫。ありがとう」

私の目的……目的はなに?
早く見つけなきゃ。
じゃなきゃ、ここにいられない。
ここにいられなくなったら、私はどこに行けばいいの?

真っ黒な制服のスカートをぎゅっと握った。

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