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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第12章 新しい波のなかで


「千景、大丈夫?なんか今日変。いや、昨日から?」

手を引かれて、膝の上に座らせられる。
脛を撫でて、「大丈夫?」と聞いてきた。
頷くと、頬を撫でてキスをされる。

舌が絡んで、腰を撫でられた。
そのままその手は上がっていき、優しく胸を揉む。

唇が離れて、荒く息をしたまま憂太を睨んだ。
この状況でする気なのだろうか。

「嫌?したくない?足に負担はかからないようにするよ」

「ねぇ……憂太が本当にしたいのって、私なの?」

胸を揉んでいた手が止まり、憂太は首を傾げた。
徐々に眉間に皺が寄っていき、「どういう意味?」と聞かれる。

「なんでもない。もういい」

憂太の胸を押して、膝から降りた。
お腹に手を回して戻され、右足を庇った。

腕を離そうとしてもビクともしなくて、力いっぱい抜け出した。
その反動で床に膝をつく。

「ごめん、千景。大丈夫?」

「もうやだっ!やめてよ!!憂太は結局、したいだけなの?!私は捻挫してるのに!これだって、憂太が真希のこと抱き締めて寝てたからなのに!」

私に伸ばそうとしていた手をそのままに、憂太は固まった。
すごく動揺してるようだ。

捻挫は私の不注意なのに……。
憂太は何も悪くないのに、責めることしか出来ない。

憂太は床に膝をつき、自身の手を見つめていた。

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