第3章 春の痛み
「聞いたか?今日来る転校生、クラスメイト4人をロッカーに詰めたんだと」
「殺したの?」
「ツナマヨ?」
高校生がする会話じゃない……。
パンダ、真希、棘と一緒に学校に向かっていた。
どうやらパンダは乙骨くんの話を聞いたらしい。
――殺してない……。
「まっ、生意気なら、シメるまでよ」
「やめたげて?!」
乙骨くん、オドオドしてたりするからなぁ。
真希にシメられながら、泣きそうになってる場面が目に浮かぶ。
真希と私は血が繋がっているが、まだ彼女には話していない。
私のことを知っているのは、恵と悟、硝子さんくらいだろうか……。
夜蛾学長も知ってるのかな?
春の匂いが風に乗って漂う中、4人で話ながら歩き続けた。