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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第11章 白の温もり


翌朝、一緒にお風呂に入り、ホテルを後にした。
途中でカフェに寄って、軽食を摂って寮に戻る。

部屋まで送り届けられて扉を開けると、腰に手を回して引き寄せられた。
耳元に寄せた憂太の唇から息が吐き出された。

「次、いつする?」

肩が跳ね、ドキッと心臓が鳴る。
振り向こうとすると、腕の力は緩められた。

至近距離で憂太を見上げ、首を傾げる。

「そういえば憂太、少し身長伸びた?前より見上げてる気がする……」

ずっと一緒にいて気づかなかったが、憂太は確実に大きくなっていた。

「え……スルーされた?伸びたよ」

自身の頭頂部に手を翳し、そのまま憂太にスライドさせる。
手が憂太の鼻先に触れた。

スッと頭を逸らした憂太は、パクッと私の手を咥えた。
クスクス笑いながら手を取り、指先に唇を触れさせる。

それを見ていたら、憂太の肩越しに何か見えた。
3人がいる。
真希にパンダ、棘。
パンダはニヤニヤし、真希は少し眉間に皺が寄っていた。
棘は相変わらずのポーカーフェイス。

「ゆっ、憂太っ!もういいから!おねが、離して……」

恥ずかしくなって手を引こうとしても掴まれている為、ビクともしない。
腰も抱き寄せられたまま、離れることはない。

「見られてる!」

「ん?あぁ……スルーされたから……今夜、抱きに来るね」

憂太はカリッと指を噛んでから舐めて離し、「またね」と自身の部屋への廊下を歩いていった。
――なんで今夜なの……。
そして、あの3人の対応をしていってよ……。

こちらに向かってくる3人から逃げるように、自分の部屋に駆け込んだ。

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