• テキストサイズ

呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第10章 百鬼夜行


硝子さんに診てもらい、特に性行為の痕跡はないということだった。
それがわかった瞬間、憂太はきつく抱き締めてきて、「よかった」と何度も耳元で呟いていた。

憂太も確認したいと言っていたけど、どうするのかな?
硝子さんに診てもらったから、確実だと思うけど……。

白銀に染まった世界を、黒い学ランを着た憂太の隣で手を繋ぎながら歩く。
解呪をしたことで等級が下がった憂太は、"問題児"として扱われることはなくなった。

憂太と悟が話していて、私はただ黙っていた。

悟の親友が拾ったという憂太の学生証。
悟のたったひとりの親友――夏油傑。

どうして悟は今、こんなに穏やかなのだろう。
親友を殺した直後なのに……。
きっと、2人にしかわからない"何か"があるのだろう。

「おら憂太、千景!いつまで待たせんだ?行くぞ」

「「うん!」」

真希に声を掛けられ、憂太と一緒に3人に駆け寄った。
いつまでも、この5人で助け合って生きていきたい。

/ 147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp