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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第10章 百鬼夜行


「こらこら。こんなとこで、そんなことしないの。先生、声かけにくいじゃん」

憂太の首筋に埋めていた顔を上げると、悟がいた。
ゆっくりと離れて、服装を整える。

憂太も起き上がり、軽く髪を撫でて悟を見上げた。
その悟は気持ち悪いほどニコニコしている。

「傑が死ぬ前に言ってたよ。"キスしかしていない"ってね。……千景、痛みや違和感はある?さすがにあいつでも、未成年に手は出さないと思うけど」

悟は「不安なら硝子に診てもらいな」と続けた。

そういえば、憂太もそんな話をしていたな。
夏油は憂太が誤解するように、何かを言ったんだろうか。

「何もないよ。一応、硝子さんのとこ行ってみるけど……その方が、憂太も安心するだろうし」

そう答えると悟は去っていった。

憂太が頬に触れて、唇を重ねる。
正のエネルギーが身体に流し込まれた。
傷付いた身体の痛みが消えていく。
白く光る憂太の呪力が心地いい。

憂太も相当消耗してるはずなのに、反転術式まで使ってくれている。

「僕も確認していい?千景のココが、僕以外を知らないままなのか」

どうやって確認するのか知らないが、頷いて、また唇を重ねた。
軽く秘部に触れた指が離れ、抱えられる。

そのまま寮の部屋に連れて行かれ、2人で一緒に疲れた身体を労わった。

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