第7章 約束の結末
夢主side
扉の閉った音に、私は目を開けた。
「……っ」
さっきの感触が残る額に手を当てる。
寝たフリなんて、するつもりなかった。
重たくなった瞼を開ける体力がなかっただけなのに――
「……ばか」
小さく吐き出した。
指先に残る温もりがやけにリアルで、
心臓が大きく鳴る。
……あんな御幸知らない。
顔も、声も、触れ方も――
全部が初めてだった。
さっきの一瞬が頭から離れない。
「……もう、無理」
そう言って私は頭から布団を被り、ぎゅっと目を閉じる。
でも――
全然寝れる気がしない。
……なんなの、一体……
静かな部屋に時計の秒針の音がとてもうるさく感じる。
何が変わったのか分からない。
でも、確実に――
私たちの関係はまた一つ近づいた。
そんな気がした。