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【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主

第6章 春夏「秋」冬


直哉はその反応を楽しむみたいに目を細めた。
掴んだ手首をさらに引き寄せ、今度は深く唇を重ねる。

逃がさないようなキス。

熱を押し付けるみたいに、じわじわと深くなる。
息を継ぐ間を奪われ、苦しそうに小さく呼吸が乱れる。

「……ん、……っ」

喉の奥で掠れた吐息が漏れる。

障子の向こうでは風が木々を揺らしていた。

その音だけが静かな部屋に響く。

直哉は唇を重ねたまま、小さく笑う。

直哉の唇がゆっくり離れ

細く繋がった呼吸がほどけ、蘆屋は小さく息を吸った。

乱れた呼吸。

熱を帯びた視線。

直哉はそんな彼女を見下ろしながら、愉快そうに口角を上げる。

直哉「……ええ顔。」

からかうように呟く。

そのまま離れようとした瞬間だった。

「……だめ。」

掠れた声。

直哉がわずかに目を細める。

次の瞬間。

の腕が、そっと直哉の首へ回された。

直哉「……は?」

意外だったのか、ほんの一瞬だけ目が止まる。

蘆屋はそのまま静かに距離を縮めた。

まるで続きを求めるみたいに。

誘うように。

そっと唇を重ねる。

直哉は一瞬だけ探るように蘆屋を見たあと、喉の奥で低く笑った。

直哉「……はは。」

掴んでいた手首から力が抜ける。

代わりに腰を引き寄せるように腕が回った。

再び重なる唇。

今度はさっきより深い。

静かに目を閉じる。





訓練を思い出す。

五条「“供給できるなら、逆も理論上は可能。”」

そう考えて始めた術式の応用。

だが実際は“奪う”ことは出来なかった。

代わりに出来たのは。

呪力の流れを極限まで鈍らせること。

循環を止める。

生成を滞らせる。

まるで緩やかに呼吸を奪うみたいに。





直哉の首筋へ指先を添えたまま、静かに動き出す。

じわり、

ゆっくり。

気付かれないように。

呪力の流れへ干渉していく。

直哉「……っ、」

わずかに眉が動く。

けれど、まだ気付いていない。

はその隙にさらに唇を重ねた。

甘えるように。

縋るように。

直哉の意識全部を自分へ。

部屋の中には浅い呼吸音だけが静かに響く。
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