• テキストサイズ

まだここにいる【ワンピース サンジ】

第13章 12★


「……なんで泣くんだよ」


サンジが低く呟く。

困ったみたいな声。

でも、

掴んだ手は離れない。

みかは慌てて目元を擦る。


「ちが、別に……」


うまく言葉にならない。

不安だったのか、

安心したのか、

自分でも分からなかった。

その様子を見て、

サンジは小さく息を吐く。


「……怖かったか」


否定する前に、

ふわりと視界が近づいた。

サンジの腕が、

人混みから隠すみたいにみかを引き寄せる。

「悪ィ」

小さく落ちた声は、

ざわめきの中でも妙にはっきり聞こえた。
/ 145ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp