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まだここにいる【ワンピース サンジ】

第13章 12★


掴まれた腕が、

じわりと熱い。

人混みのざわめきだけが、

周囲を流れていく。


「……サンジ」


やっと零れた声に、

サンジは小さく眉を寄せる。


「お前な……」


呆れたみたいに言いかけて、

途中で止まる。

その声を聞いた瞬間だった。

張っていたものが、

ふっと緩む。

気づけば、

みかの目からぽろりと涙が落ちていた。


「……え」


自分でも遅れて気づく。

サンジの表情がわずかに変わる。

掴んでいた腕に、

少しだけ力が入った。
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