第11章 出港★
絡んでいた指が、ゆっくりほどける。
「……悪い」
サンジが背を向けた
一歩、離れる
その瞬間
「待って」
みかの腕が、背中に回った
引き止めるように、しがみつく…
サンジの動きが止まる
喉が、鳴る。
一度だけ、振りほどこうとしたけど
……やめる。
「……っ、」
次の瞬間、サンジは強引に腕を引いた
そのまま、
半ば引きずるみたいに部屋へ
閉まる扉の音
息も、うまくできない。
「……煽んなよ」
掠れた声
みかの視界が揺れる
そのまま、近くのソファに押し倒された
逃げ場がない。
覆いかぶさる、重い影
さっきより、ずっと熱い
一度、深く触れる
離れない
みかの指が、サンジの服を掴む
呼吸が、濡れる
そのまま、もう一度重なる
さっきより、深く、奥まで
「……っ、ん」
離れる
「あー、もう!!」
顔を歪めて、片手で乱暴にネクタイをゆるめる
息が、整わない。
そのまま、また引き寄せる
「口開けて……」
目の前のサンジの顔が
見たこともないほど男の欲に歪んでいる。
その気迫に押され、みかの唇がふわりと割れた
その隙間を逃すほど、今のサンジは紳士じゃない
むせ返るようなタバコの香りと共に、熱い舌が喉の奥を突くほど深く侵入する
絡みつき、吸い付き、みかの形を内側から変えてしまうような激しい口づけ
彼女の意識は快感の中沈んでいった
「……あ、っ……」
驚きに揺れる舌を、容赦なく根元から絡めとり、吸い上げる
「ん…っ…あ」
抵抗を許さない強引な動きは、まるで今まで抑え込んできた渇望をすべて吐き出しているかのようだった
熱い吐息が混ざり合う