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まだここにいる【ワンピース サンジ】

第15章 冬島


ルフィがもう一度カウンターを叩く。

「聞こえてんだろ!!」



音だけが店内に落ちて、すぐに消える。



皿を拭いていた店員の手が、一瞬だけ止まる。

ルフィを見る。



次の瞬間、視線は落ちる。

何もなかったみたいに、作業に戻る。



サンジが目を細める。

「……今、一回止まったな」



ウソップが小さく言う。

「反応してんのに、してねぇみてぇだな」



チョッパーがみかの後ろに隠れる。



奥から、別の店員が出てくる。



トレーを持っている。

料理が乗っている。



カウンターに置く。

そのまま戻る。



ルフィが手を伸ばす。



その瞬間。

店員たちの動きが止まる。



数秒。



また、何もなかったように動き出す。



サンジが舌打ちする。

「……ふざけてんのか」



ルフィは皿を見る。

「変な店だな!」



サンジはゆっくり息を吐く。

「……ここ、まともじゃねェ」


雪とは違う冷たさが、店の中にだけ残る。。
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