第3章 色づいて、舞い踊る
「それってすぐに決めなきゃダメ?」
「いや、別に決まりはない。B級上がってソッコー組むやつもいるし、じっくり見てから決めるやつもいるし、そこは色々だな」
「ちょっとゆっくり考えます」
「まぁでも、お前や緑川なんかはゆっくり考えてられねーと思うけど」
「なんで?」
「そりゃお前、さっきあれだけ目立つようなことしてりゃ、周りが放っておかないだろ」
あー。なるほど。
あたしはともかく、駿くんなんかは才能もあるし若いからまだまだ伸び代だってある。ランク戦にしろ任務にしろ、強い人材を求める行為は当然だよね。
チームかー。
気心の知れた友人でもいれば話しは別なんだろうけど。
そもそもここ以外でも気心の知れた友人、なんて呼べる人、あたしにはいない。
自分で決めて遠ざけてきたのだから、後悔したことはなかった。
だけど太刀川さんにせよ迅さんにせよ、国近さんや出水くんや駿くんとも、少しずつ触れ合ってくうちに、もしかしたらそう言うのも悪くないと思った、のか?
分かんない。分かんないけど、彼らと接するのは嫌いじゃない。