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推しの娘☆

第2章 天才的なアイドル様☆ 【ヒロアカ 爆豪×アイドル】


爆豪勝己がプロヒーローとしてデビューして、半年が経った。
世間の評価は、文字通り「爆発的」だった。


新人とは思えない冷静な状況判断と、それとは裏腹な苛烈な戦闘スタイル。
過去の大戦の出来事もあり、数多の事件を力ずくで解決してきた実績は、ビルボードチャートのにおいて、初登場4位という異例の数字を叩き出していた。



「ジーニスト、俺はこんな位置で満足してねぇ」



事務所のモニターに映る数字を睨みつけ、爆豪は吐き捨てた。
サイドキックとして経験を積みつつも、その視線は常に「頂点」だけを捉えている。






そんな中、ある週末。
爆豪はベストジーニストと共に、大規模な屋外イベントの警護任務に就いていた。
多種多様なカルチャーが入り乱れるフェス。
その一角にある特設ステージでは、まだ世に出ていない「地下アイドル」たちが、限られた時間の中で己を誇示しようと躍起になっている。


爆豪にとって、それは最も興味のない類のものだった。
耳を劈く電子音と、統制の取れたファンの叫び声。



「クソが。何が楽しくてこんな狭い場所で騒いでやがる」



任務でなければ、今すぐ爆破して静寂を取り戻したいほどだ。
苛立ちを隠そうともせず、周囲を威圧するように立っていた。
ステージの転換が行われ、聞き覚えのないイントロが流れ出す。
次に現れたのは、女子高生くらいの少女たちのグループだった。


爆豪は興味なさげに視線を逸らそうとしたが、 その瞬間、一人の少女がセンターの位置に躍り出た。





その少女――。



自分よりも年下であろう彼女がマイクを握り、客席を見据えた。




「……ッ、」




爆豪の足が止まった。
彼女が歌い出した瞬間、空気が変わった。



歌唱力はズバ抜けているし、ダンスのキレもダントツだった。



ただ、それ以上に異質なほど魅了されたのはその「瞳の輝き」だったーー。






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