第5章 第伍話 悪天候
「そうだ。アダムの子」
「へ?」
「アダムの子ってのはあいつらのことだ。そんで持ってそのアダムの子をまとめてるボス格のヤツがアダムと名乗るやべーやつなんだ。俺が探してるのはアダムの右腕だ。めっちゃ強い」
「へぇー・・・いまの二人でも?」
「多分フルボッコにされる」
「じゃあなんでそのアダムはすぐに私たちを殺せるくらいの力を持ってるやつを向かわせないの?」
「うーん・・・多分今襲ってきてる奴らは時間稼ぎだ」
「なんの?」
「さぁな」
「ていうかこれがなんかの時間稼ぎならまんまと罠にハマってんじゃん!大丈夫なの?」
「わからん。だがお前ら二人はただ平和に暮らせられれば良いわけだからこのままでいいんだと思う。俺もあいつらの本拠地がどこにあるのか、どこにアダムがいるのかもわからない状態だし」
「そっか・・・私もできるだけ二人のサポートはできるようにするから!」
「あぁ」
湊は左手に握っていた写真を強く握った。