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新人生 起承転結

第3章 第参話 固定概念


少年がボタンを押すと、ゆっくりとマスクから柄は消えて行った。
「よし!これでできた!筒に怪獣の柄が出てきただろ?」
「案外簡単なもんだな」
「でもすぐこれを使ったら変身した後に力尽きて今度は本当に死んじまうからちょっとトレーニングが必要だ。俺の場合だと何ヶ月もかかったけどお前ならもうすぐ使えるはずだ」
「あ・・・あぁ・・・」
「お前名前は?」
「カイ・・・」
「カイ・・・?どっかで・・・あっえっと俺は伊勢湊だ」
「お前はなんで刀で戦ってるんだ?」
「あぁ。ちょっと俺はある人物を探してるんだ。あいつに勝つために・・・」
「・・・・」
次の日、二人は早朝からトレーニングに励んでいた。汗だくになるまで筋肉トレーニングをした後、三日前から泊っていたマンションでシャワーを浴び、朝食の時間となった。
「おはよ〜ってあれカイ起きたんだ!よかった〜」
「あぁ。昨日の真夜中に目覚めた」
「心配かけてすまんかったな」
「いやいや無事で何よりだよ」
三人は一緒に朝食を食べ、美香に怪獣の力のことについても話した。
翌日
「あれっなんで髪切ってるの?」
洗面所に美香が向かうと、湊が髪を切っていた。
「いや・・・ただ髪が伸びてたから後ろでくくらなくていいくらいは切ろうかなって。あと、多分今日だから」
「え?なんか今日あるの?」
「あいつらが今日多分攻めてくる。多分アヌビスの配下が」
湊は昨日の夜、泊まっているマンションの下に偵察に来たアヌビスの配下がきているのを目撃していたのだった。
正午、三人はマンションの上から見張りを代わる代わるしていた。すると、大勢の押し音が聞こえてきた。
「きたぞ二人とも」
するとたくさんの猫の化け物を引き連れた四角い両耳に先の分かれた尾、そして曲がって大きく突き出した鼻を持つジャッカルのような、馬類のような顔の化け物が出てきた。
「セト・アニマルか・・・アダムの子の厄介な奴だな・・・でも今はもうエジプト神の大半がアダムの子だ・・・」
「そこにいるのはわかっているぞ君達・・・私は混沌の神セトだ。お前たちをとっ捕まえに来た早く出てこい・・・楽しませてくれよ俺を!」
「生意気だな・・・強くなったのはお前らだけじゃねえっての・・・行くぞカイ」
「うん」
二人は勢い良く階段を降って行った。

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