緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第9章 終わりと始まりの街で
「俺は今、俺の船で、俺の仲間たちと、この海を走ってる。……そして、お前が隣にいる。ロジャー船長が命を懸けて作った新しい時代の中で、大切なお前と出会えた。……これ以上の幸せはねェよ」
朝日の光が、シャンクスの赤い髪を鮮やかに照らし出す。
その笑顔は昼間に見た儚いものではなく、今を生きる力強い海賊の、そしてを心から愛する「一人の男」の顔だった。
「だから、そんなに切ない顔すんな。お前にそんな顔させちまったら、ロジャー船長に『お前、男がすたるぞ』って怒られちまう」
「……ふふ、はい。もうしません」
が微笑むとシャンクスは嬉しそうに彼女を引き寄せ、その額に優しくキスを落とした。
始まりの街を越え、船は間もなくグランドラインへと突入する。
二人の絆は過去の傷をも包み込みながらより深く、確かなものへとなったのだったーー。