緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第8章 甘い懲罰
「五分だぞ? 濃いめの五分、頼むぜ!」
「変な言い方しないでください……っ!」
は羞恥に震える手で、彼の熱い塊を握り込んだ。
シャンクスは満足げに喉を鳴らし、再び愛欲の混じった吐息を漏らした。
船長室の扉が開くと、そこには満足げに肩をそびやかすシャンクスと、どこか腰が引けた様子のが立っていた。
二人の前に、立ち塞がるように影が落ちる。
ベックマンは鋭い視線をシャンクスに向け、それからへと落とした。
「……おい、。無理強いされてねェか。もし嫌なことをされたんなら、今すぐ言え」
「あ、ベックさん……」
が答えるより先に、シャンクスが待ってましたとばかりに胸を張りドヤ顔で割り込んできた。
「おいおい、人聞きの悪いこと言うなよベック! 俺はちゃんと約束を守ったぜ。昨夜だって、たった『一回』しかしてねェんだからな!」
そのあまりに堂々とした言い草に、ベックマンの眉がピクリと跳ねる。
あの絶倫バカが「一回」で済ませたという言葉ほど、この船で信じがたいものはない。
「……本当か?」
ベックマンの「嘘をついたら承知しねェぞ」という無言の圧力には一瞬たじろいだが、一回が永遠のように長かったとはいえ、形式上は確かに一回だった出来事を思い返し頬を染めて頷いた。
「……はい。……約束は、守られています。大丈夫です」
「……聞いたかベック! 俺は約束を守る男なんだよ!」
ガハハと上機嫌に笑い、の肩を抱き寄せるシャンクス。
その様子に、ベックマンは依然として「何か裏があるな」という胡散臭そうな目を向けたままだったが、本人がそう言うのであれば、これ以上踏み込むわけにもいかない。
「……ふん。ならいいがな」
ベックマンは鼻を鳴らし、すれ違いざまにシャンクスの耳元へ冷ややかな声を落とした。
「いいか、お頭。今後少しでもやらかしたら、わかってるな?」
「……っ!! わーってるよ、分かってるって!!」
顔を引き攣らせて激しく頷くシャンクスを見送りながら、ベックマンは確信していた。
また、あの男はいつか吊るされるような事を、やらかすであろう事をーー。