緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第8章 甘い懲罰
翌朝、差し込む光と共に目を覚ましたは、昨日までの泥のような身体の怠さや重さが嘘のように消えているのを感じた。
「……あ、おはようございます、ホンゴウさん。ベックさんも」
「おはよう。顔色は戻ったな。経口補水液のおかげか、それともお頭がいなかったおかげか」
ホンゴウが点滴を片付け冗談を言いながら彼女を診察する。
は少し照れくさそうに笑いながら、伸びをした。
「……はい、久々にゆっくり寝れました」
その言葉にベックマンとホンゴウは顔を見合わせ、静かながらも固く決意した。
(……たまには、あの絶倫バカから物理的に引き離して寝かせねェと、この娘の命が持たねェな)
身支度を整えたは、おずおずと「シャンクスさんはどこですか?」と尋ねた。
甲板にいると教えられ彼女が外へ出ると、そこには目を疑うような光景が広がっていた。
「……えっ!? シャンクスさん!?」
そこには、帆柱の横の高い位置から太い縄でぐるぐる巻きにされ、まるで巨大な蓑虫のように吊るされているシャンクスがいた。
一晩中潮風に晒されていたのか、髪はボサボサで、顔は青白くげっそりとしている。
「あ、あぁ…………っ。元気そうで、良かった……」
「ど、どうしたんですか、その格好!」
「罰だからな。気にするな」
背後から現れたベックマンが澄ました顔で煙草をふかす。
その隣ではクルーたちが「お頭、まだまだ反省の色が見えねェな!」と笑いながら、わざとシャンクスの目の前で美味そうに酒を煽り、肉を食らっていた。
「ベック、もういいだろ!? 降ろしてくれよ! せめて酒の一杯でも……っ」
「ダメだ。お前は女の『出ない』を無視して朝まで吸い続けたんだろ。なら、お前も空っぽに干からびる苦しみを味わえ」
「そんなの無茶苦茶だぁ……っ!」
シャンクスは情けない声を上げるが、ベックマンは一切取り合わない。
飲まず食わず、おまけに目の前で極上の酒の匂いを嗅がされるという「蛇の生殺し」状態に、今はただの惨めな蓑虫だった。