第17章 これからも一緒に*💛
ある日の撮影終わり。
メンバーはそれぞれ個人の仕事へ向かって、スタッフさんたちも順番に解散していく。
俺も帰ろうと楽屋を出るとと会った。今日は月末で、いつもならもう上がってるはずなのに。
「、お疲れ様」
「優吾も、お疲れ様」
「今日は早く帰らなくていいの?なんか月末って、いつも早めに上がってるイメージあるけど」
「あー、それね。彼氏に会いに行ってたんだ。……あ、もう元彼か。前に会った時に別れよって言われて、それっきり」
「そっか…つらかったでしょ」
「うん。働いてる時は平気なんだけど、
夜一人になると一気に涙止まらなくなる」
「そっかぁ…」
そんなことがあったとはまったく気づかないくらい変わらない様子だった。
「ちゃんと頑張っててえらいじゃん」
「え?」
「いや、そんな状態で仕事してるの普通にすごいって思うよ。でもさ、今日はもう頑張らなくていいんじゃない?」
「そうかな…」
「そうだよ。今日は帰ろ。なんも考えなくていいからさ。美味しいもんでも食べよ?俺もお腹すいたし」
「……いいの?」
「うん。落ち込んでるときは自分甘やかすの優先でしょ。…それによかったらさ、ちょっとだけドライブ付き合ってくれたら俺も嬉しい」
「……わかった」
きっと、このまま一人で帰したらまた不安になって泣くと思った。
普段はずっと笑ってる人だから泣き顔なんて想像つかない。いや、正直なところ見たくない。
には笑っててほしいし安心しててほしい。