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夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】

第12章 トライトーンに蘇る恐怖【東京第1結界】


「そうか。存外 優しいな。あ、もしかして彼女?」

「違ぇよ、バカ! ぶっ飛ばすぞ‼」

 そう言ったときにはすでに引き抜いた歯を投げつけて爆破させていたが、変態芸人は例のごとくケロッとした表情で首を傾げていた。

 ホンット腹立つな!

「すまん すまん。まだ片想いだったか。失敬」

「違うっつってんだろ! 話 聞けよ! 置いてくと うるせぇからだ‼」

 チッと舌打ちをして、今度こそ かや子を迎えに行くべく階段へ向かう。そこへ、ハッとした様子で変態芸人がすり寄ってきた。

「カーンチ! 点ちょうだい!」

「ついてくんな」

「お願い! 時そば的なノリでいいから‼」

「死ね!」

 けれど、変態芸人のしつこさは黄櫨の想像をはるかに超えていた。

「ねぇ、おねが~い! 私を見捨てないでぇ~~‼」

「くっつくな! あんかけの“あん”が つくだろうが‼」

「点くれるまで一生ついてくから‼」

「ふざけんな‼」

 怒鳴りつけるも堪えた様子はなく、引き剥がそうにもぬるぬると滑って それも叶わない。

「5点だ! 5点くれてやるから二度と面(ツラ)見せんな‼」

 ポンッと現れたコガネに命じ、黄櫨は変態芸人に5点もくれてやった。

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 髙羽の術式【超人(コメディアン)】は、髙羽自身が“ウケる”と確信したイメージを実現させる。

 五条 悟にも対抗できる術式だが、髙羽は自身の術式のことを何も知らない――……。

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