• テキストサイズ

夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第5章 心を揺さぶるエレジー【パンダだって/葦を啣む】


「まさみち がいないと さみしいぜ」

 振り返った先では、夜蛾の造った【呪骸】たち全員が寂しそうにこちらを見ている。


 ――【完全自立型人工呪骸】。


 己の術式と向き合った結果、試行錯誤の末に完成していた。

 パンダはその中の最高傑作だ。『突然変異』と偽って表に出すことが叶ったが、他の【呪骸】たちはこうして天元の庇護のもとに匿っている。

 だから、日下部の妹のために造ったタケルも、母と暮らすことは叶わない。日下部もそれを分かって了承し、【完全自立型呪骸】についても口を噤(つぐ)んでくれている。

 夜蛾は【呪骸】たち――否、息子たちの姿を瞼の裏に焼きつけ、後ろ髪を引かれつつも扉を潜った。

 ・

 ・

 ・

/ 145ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp