【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第17章 ✼••┈••✼蓬莱で、二人。✼••┈••✼
「…別に…この人だから心配してる訳じゃないよ…。」
「……本当にそうか?」
菊花は孤蘭の腰を強く引き寄せた。
孤蘭の体は簡単に菊花の腕の中に収まる。
「…言ったよな孤蘭…。俺たちに側にいて欲しいと。俺が人間にはお前を渡さないと。」
顔を覗き込まれ、菊花の目線が目の前にあり、孤蘭は目を逸らすことが出来なかった。
孤蘭は菊花の視線に、喉を小さか鳴らした。
「…うん…。そう思ってるよ菊花…。」
孤蘭はそう言うと、菊花の頬を手で触れ、彼の唇に口付けをした。
孤蘭の口付けを受けながら、菊花は孤蘭の手が震えているのが分かった。
薄っすら目を開けて孤蘭を見ると、閉じられている瞼も震えていた。
菊花はさらに強く孤蘭を抱き締めると、舌を絡めながら孤蘭の服の中に手を押し入れていく。
「んっ……ちゅっ…菊花…っ。」
孤蘭が戸惑いながら菊花の名前を呼ぶ頃には、孤蘭の肩から羽織がスルリと落ちた。