【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第14章 ✼••┈••✼至らぬ者✼••┈••✼
孤蘭は徐に士遠の首に腕を回した。
先程から自由の効かない士遠の体は、簡単に孤蘭を招き入れた。
「んっ…。」
孤蘭の唇が士遠の唇に触れると、舌を絡ませる唇の隙間から士遠の声が漏れた。
体が強張っている士遠を無視して、孤蘭はさらに深く舌を絡める。
「っ!」
孤蘭の舌から口の奥に何かを押し入れられると、士遠は孤蘭の腕を掴んだ。
「…すご…動けるんだ。」
孤蘭を掴んでいる士遠の手には青筋が立っていて、その憤りがよく分かった。
「…なにを飲ませた?」
一通りのやり取りを黙って見ていた画眉丸が孤蘭に聞いた。
「…なにって…艶丹を固めた仙薬よ。あなたには効かなさそうだけど、この人はどうかしら。」
かつて自分も牡丹から飲まされ、その効果がどれほどのものか分かっていた。
孤蘭はスルリと羽織を脱ぐと、画眉丸に向き直る。
「あなたはどうする?まじる?見てる?それとも出ていく?」
孤蘭はそう言いながら、一枚一枚漢服を脱いでいく。