【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第13章 ✼••┈••✼枯れる花✼••┈••✼
「……今回の上陸者じゃないとダメな理由あるの?」
「…………。」
蓮は俯いて返事をしなかった。
孤蘭の涙はいつの間にか止まっていた。
今回の上陸者ではないとダメな理由……。
「…ねぇ…蓮。もしかして……。」
孤蘭の続きの言葉は答えを出そうとしていた。
最近みんながおかしかった訳。
蓮のこの動揺の仕方。
考えられる答えは一つしかなかった。
「……私の体…、もう死んでるの?」
孤蘭の言葉に、蓮は頷くことはしなかったが、ギュッと目を瞑った。
それが肯定だった。
肉体が死んでも、氣(タオ)が巡回していれば、こんなにも動くのか。
孤蘭は漠然とそんなことを思った。
「……あとどの位もつの?」
呆然としたまま孤蘭は蓮に聞いた。
「…その状態になったら、数年も持たない…。」
初めから知っていた短命のカウントダウンに、それほどの衝撃は無かった。
ただ私はもう考える時間もないようだ。
『君が望むなら僕は一緒に逝ったっていいんだよ。』
牡丹の言葉が頭をよぎった。