• テキストサイズ

【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】

第12章 ✼••┈••✼牡丹の雫✼••┈••✼


孤蘭はいつも蓬莱では幸せそうに暮らしていたのに、人間を見つけたら惹かれていた。



番を見つければ彼女たちだけを愛して、余生は二人で過ごしてきた。



それに関して、蓮は悪いように思ってはいなかった。

だけどまた、少し揺れている孤蘭のタオを感じて、彼女もまた離れていくのだろうとそう思った。













「…え…どういう状況?」

孤蘭のタオが胎息宮にあると分かり、訪れた牡丹(ムーダン)はその光景に眉を顰める。




孤蘭を挟んで蘭と朱槿が睨み合いをしているからだ。

しっかりと孤蘭の腕をお互いが掴んで。




「… 孤蘭は僕に会いに来たんだから、蘭は孤蘭が来るまで大人しく待ってなよ。」

「…私は孤蘭の体に心配ごとがなければ、すぐに出て行きます。」




要するに、蘭は朱槿より先に孤蘭に触れたいのだ。




状況が分かって牡丹はニッコリ笑った。

「じゃあ僕も仲間に入れて。」




真ん中に座っている孤蘭の腰に腕を回しながら牡丹も参戦する。
/ 212ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp