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【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】

第11章 ✼••┈••✼寵愛の花✼••┈••✼


こんなことを言うのは、天仙の中でも菊花だけだろう。

そんな彼の言動に胸が熱くなり、愛おしく思えるのも菊花だけだ。




何度か口付けをした後に、孤蘭はポツリと呟いた。

「…私…、最後は人間じゃ無くてみんなと過ごしたい。」




最後の時、幸せにこの命を閉じるなら、その時は蓮(リエン)や他の天仙の腕の中で終わりたい。




体を抱きしめ合いながら、何度も口付けをした。

唇が少し離れて菊花は小さく頷いた。




「大丈夫だ…人間の男なんかにお前を渡さない。」




その言葉に目を閉じると涙が頬を伝った。

その涙が嬉しさなのか、彼らを残して死ぬ悲しさ七日は分からない。




だけど蓬莱(ほうらい)の生活の中で、こんな風に泣いたのは初めてだった。




菊花が孤蘭を抱き上げると、そのまま自分の房に孤蘭を招き入れた。




菊花と過ごす夜は初めてだったが、彼は蓮のようにその部屋を離れることなく、朝まで孤蘭の側に寄り添った。




奇しくも、朱槿(ヂュジン)が画眉丸に鬼尸解(キシカイ)まで追い詰められたのは同じ夜だった。


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