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その極上ミルクは誰のもの? 【ヒロアカ R18】

第12章 悦楽の反転


爆豪が部屋を去り静まり返った室内。
が乱れたシーツを整え、着替えを終えた頃ドアを叩く音が響いた。


「……、少し、いいか」


低く落ち着いた声。
ドアを開けると、そこにはいつも通りの無表情ながらも、どこか探るような瞳をした轟が立っていた。


「焦凍くん……。どうしたの、朝早くに」


「ああ。昨日、相澤先生から連絡があってな。『今日は一日、爆豪に委ねる。他は手出しするな』と。……何があったのか詳細は聞かされていないんだが、お前の様子が気になってな」



は少し言い淀みながらも、昨日起きた「入れ替わり」の顛末をかいつまんで説明した。
個性のせいで中身が逆転してしまったこと。
そしてその混乱の中で、お互いの身体を通して「快感」や「疼き」を共有せざるを得なかったこと……。


流石に生々しい行為の内容までは伏せたが、轟はの紅潮した頬や、部屋に漂うわずかな爆豪の匂いを敏感に感じ取ったようだった。



「……入れ替わり、か」


轟は顎に手を当て、珍しく眉を寄せて考え込んだ。



「爆豪がお前になって、お前が爆豪に……。……自分が他人になるというのは、どんな感覚なんだ」


「……うーん、不思議な体験はしたなーと思うよ?……男の人の身体になってみて、色々わかった事も多かったかな……」



「……そうか……爆豪も……お前の痛覚や快楽を直接『理解』したというのは、相当な経験になったんだろうな」


轟の瞳の奥に、微かな熱が灯る。



「……俺も、少し興味がある。お前のその『呪い』や、他人の身体で快感を感じるという感覚に」



轟の言葉に、はドクリと心臓が跳ねるのを感じた。



爆豪との濃密な夜が終わったばかりだというのに、また新たな「嵐」の予感に、背筋が微かに震えた。





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