第12章 悦楽の反転
朝の光が差し込む中、はお腹に押し当てられた熱く硬い質量に意識を浮上させた。
(……っ、…また、……こんなに硬くなってる……)
爆豪の身体に入っていた時に味わった、あの爆発しそうな膨張感と、吐き出さない限り収まらない凶暴なまでの疼き。
それを身をもって知ってしまった今、そのままにしておくのが可哀想に思えてしまった。
は顔を赤く染めながらも、シーツの中でそっと手を伸ばし爆豪の熱を包み込むと、剛直がビクンと跳ねる。
その刺激で爆豪も瞼を押し上げた。
「……ッ、……おい……。テメェ、朝っぱらから何やってんだ……ッ」
寝起きの掠れた声。
爆豪は自分のモノを必死に扱き上げているを見下ろし、眉間に皺を寄せた。
「……あ、……ごめん。でも、……すごく硬くなってたから……辛いかなって……」
「朝立ちなんざ生理現象だっつーの。……いちいち構ってんじゃねぇ……っ」
毒づきながらも、爆豪は彼女の手を振り払おうとはしなかった。
それどころか腰をわずかに突き出し、彼女の指の動きを促した。
昨夜、自身を絶頂へと導いた爆豪のテクニックを思い出しながら、は必死に手を動かす。
「……っ、勝己くん……っ」
「……チッ、……昨日ので覚えやがったな……いいぜ、そのまま出し切らせろ……ッ」
爆豪は恍惚とした表情で天井を仰いだ。
は根元から亀頭の裏筋までを丁寧に擦り上げていく。
ドクンッ、ドクンッ!! と爆豪のモノが脈打ち限界まで膨張した。
「……っ、……出るッ!!」
ーービュクッ、ビュルルッ!!
熱い白濁がの手を汚し、独特の生臭い匂いが漂う。
爆豪は余韻に浸りながらも、ふとの顔を覗き込んだ。
「……おい。……テメェは身体、……疼いてねぇのかよ」
ミルクの毒の残滓。
イッた直後でも男を欲しがるあの忌々しい身体の反応を爆豪は心配そうに、けれどどこか探るような瞳で問いかける。
「……大丈夫。……今は、落ち着いてるよ」
が少し恥ずかしそうに微笑むと、爆豪は「……ならいい」と短く返し、身を起こした。
「……じゃあな。ちゃんと着替えてこいよ」
爆豪は服を整えると、足早に自室へと戻っていった。