• テキストサイズ

【呪術廻戦】呪いの嫁入

第16章 運命的な再開


開始一分前。

モニター室で俺たちの動向を監視しているであろう五条さんの声が、配置されたスピーカーから放たれていた。


『それでは、姉妹校交流会スタァーーーッットォォ!!!』
『先輩を敬え!!!!』


試合間の鼓舞を任されていた京都校の引率教師の怒号と同時に、試合開始の合図が鳴り響く。

その瞬間、俺たちは一斉に林の中へと駆け出し、標的となる呪霊の探索をはじめた。


「ボス呪霊、どの辺にいるかな」
「放たれたのは両校の中間地点だろうけど、まあジッとはしてないわな」


虎杖の問いにそう返したパンダ先輩は、疾走しながらも視線を左右に鋭く走らせ、呪霊の気配を追っている。


「例のタイミングで、索敵に長けたパンダ班と恵班に別れる。───あとは頼んだぞ、悠仁」
「オッス!」


真希さんと虎杖のやり取りを横目に、ふと隣を走るナマエへ視線をやれば、案の定 不服そうに頬を膨らませていた。

そんなに東堂とやりたかったのか。それとも、真希さんに役割を託された虎杖に嫉妬しているのか。

……おそらく両方だろうが。


「バウ!!!」


纏まったまま暫く駆けていると、先行させていた玉犬が吠え、速度を上げて駆け出していく。

その視線の先には、木の上からぶら下がる低級呪霊の姿があった。


「雑魚だな」


パンダ先輩の呟きと同時に、真希さんが走ったまま呪具を構える。

そのまま一撃で祓える──そう確信した、次の瞬間だった。


「っ、先輩!ストップ!!」


玉犬の喉が唸り、俺は慌てて真希さんを制止した。

直後、空気を切り裂くような衝撃と共に、木々の間から一つの影が飛び込んでくる。


「よーーーーっし!!全員いるな!!纏めてかかってこい!!」


呪霊を余所に、俺たちの前に立ちはだかったのは───単騎で乗り込んできた東堂だった。
/ 390ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp