第3章 はじめましての訓練
翼の調整。
飛行補助。
治癒個性の安定。
コピー個性の容量テスト。
ホークスは毎日、必ずに寄り添った。
できない日は励まし、
できた日は子供みたいに褒めて、
落ち込んだ日は隣で座って黙っていてくれた。
そしては、ホークスを追いかけるように成長していく。
翼を動かせるようになった頃、
ホークスはふと呟いた。
「……なぁ
お前と飛ぶ未来、なんか楽しそうだよな。」
「……うん。私も……」
小さな声で、でも確かに。
その言葉をきっかけに、
二人は“空で繋がる関係”へと変わっていった。