• テキストサイズ

いいれんれん〜2人の距離〜

第6章 6話




「…綺麗。小さい子ばかりなんだね」

ここの水族館は小さめな種類ばかりを取り扱ってるみたいで


ちょこちょこ動いてるカラフルな魚たちはみてて飽きない

「なんかつーちゃんぽいかなって」
振り向くつーちゃんと目が合って


可愛いな





愛おしさが込み上げて


おでこに優しくキスすると逃げるように手を離された



「あ、秋くん!!ここ外!」
キスされた場所を両手でなんでかおさえてあわてるつーちゃん

「だめだよ!それに手だってほんとはだめ。秋くん目立つのに」

目立つ

ねぇ?


別にそんな事気にしないけど





「えー。だめなの?せっかくつーちゃんとの初デート」
わざと悲しみの声をあげて、しゅん。とすると一瞬流されそうな顔して


でも!と思い立つつーちゃん



可愛いな。



「だめ。秋くんの仕事に影響しちゃうでしょ。私はともかく」

真面目な事言われて


俺の仕事に影響とか言うけどさ



知ってるだろ?

フリーな男で有名なんだけど。


もしこの事実が出回っても


あー。やっとましな恋してんだなって。安心されるのが大半なのわかってないよなきっと



「………わかった。我慢する。、、だからあとで沢山させて?」
耳元でこそっとわざと低めに言うとピクッと反応して

ちょっと赤くなるつーちゃんを



やっぱり連れ返っちゃおうかなって思ってるのは内緒にしておくね













「つーちゃん?疲れちゃった?」
あれからあんまり喋らないでぼーっとしてるつーちゃんを覗き込むとはっとしたような顔をしたあと、大丈夫だよ。て微笑んできて


なんか今日のつーちゃん



いつも通りなような



そうじゃないような


ちょっとした違和感を感じながら




初デートだからかな?






/ 119ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp