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たまのケージ【ヒロアカ】

第16章 Drastic medicine(緑谷出久 ホークス)


「でも、すごく優しいひと。……優しくて、とっても真っ直ぐなの」
聞きたくもないのにそう言って照れた様に微笑んだ繭莉の表情は、今まで一度も俺には見せた事もない表情だった。

「そのひとね、ウチの教頭先生がすっごい好きで!話聞いてると、私までマニアになっちゃうかも!」

 教頭?雄英の……オールマイトか。

 オールマイトが好きな?優しい男?

「……ふーん……」

 誰だよ、繭莉にそんな顔させたヤツって。

 オールマイト世代?……幅が広すぎる……けど、年上だな、きっと。

 でも、この年頃の女の子がそうそう年上と出会う切欠って、ある?

 まさか。

「……そいつ、学校の先生か何かだったりして」


俺の言った事は、どうやら当たりだったようだ。


繭莉が驚いた表情をした後、黙り込んだ。

オールマイトが好きな、恐らく雄英教師。

もしそうだとしたら彼かもしれないと、思い当たってしまった。

確かに彼は、真っ直ぐで、どこまでも優しい。

 繭莉はあんなタイプが……

 好きなのか。

2人が結局どこまでいってんのかは知らない。

だけど、俺だって繭莉が好きだから、はいどうぞと彼に繭莉を簡単に譲る気にもなれない。

「先生と?秘密の恋ってやつ?ドラマみたいじゃん」
「そんな、ンっ!」
惚気話か言い訳か知らないけど、そんなの聞きたくもなかったからキスで唇を塞いだ。
「んぅ……っ……」
繭莉の口内で、逃げるように引っ込められた舌を強引に絡めとると、ぎゅっとシャツを掴まれる。

そのまま、制服の上から強めに胸を揉みしだくと重なった口の隙間から甘い吐息が漏れた。
「はぁ……ん……」

誰にも渡したくない。

例え、こんな方法でしか繋ぎ止められないとしても。

「は……っ、ホークスさん……」
「何?」
「私……ごめんなさい、ワガママって分かってる……けど……」
「いいよ、言わなくて」

それ以上何も言って欲しくなかったし何を言われるかなんて分かってたから、少し優しい言葉で遮った。

「繭莉……舐めて」
そう言うと、それが何を指すのか分かっていた繭莉は俺のズボンのベルトに手をかけた。
カチャカチャと金属音が静かな部屋に響いた。
そして彼女の手によって解放された自身は、もう昂っていた。
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