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たまのケージ【ヒロアカ】

第15章 本当はね(ホークス)


そして、日も傾きかけた頃。

「……ん……」

私が目を覚ますと、腕の中に鷹見の姿はなくて目線の先にベッドに腰掛けている鷹見の背中が見えた。

どうやら、私の方がぐっすり眠ってしまっていたらしい。

私の視線に気づいたのか、鷹見がこちらに振り向いた。

「おはようございます、繭莉さん」
そう言って微笑んだ彼は、さっきまでのあどけなさは無くなっていて大人の余裕すら感じる。

マジでコイツ年齢不詳だなと思ってしまった。

「うん……仕事してんの?」
紙の束が手元からチラリと見えたのでそう聞くと、鷹見は頷いた。
「まぁ、休みなんてあってないようなもんですから」
「そっかぁ……あのさ……」
「なんです?」
「なんで鷹見、入院してたの?」
ずっと気になっていた事を聞いてみると、鷹見は口元を右手で覆った。

「……アニサキス……」
「……へ……?」

 アニサキスって、あれ?

 めちゃくちゃお腹、痛くなるやつ……

「あんま好きじゃないんですけど、勧められて生もの食べたらいたんスよ……しかも取れない所に入っちゃったみたいで……結構、苦しみましたよ」
「そ、そっか……」

 ヒーローも、アニサキスには敵わんのね……

 ま、まぁそりゃそうか……

寝起きの頭でぼんやりとそんな事を考えていると、突然鷹見が私の上に覆い被さってきたのでビックリして思考回路がクリアになる。
「な、なにいきなり!」
「起きたんなら、構って下さいよ」
「ちょ、構うって犬か!」
鷹見の下でジタバタしていると、ショーツの上から秘所をつっとなぞられて思わず「あっ」と声が出てしまった。
「は……可愛いっスね、繭莉さん」
「……馬鹿にすんな……んんっ」
ショーツの隙間から指を秘所に挿入されて、甘い期待にびくびくと身体が悦んでしまう。

「あ、やんっ、ちょっ……!」
「ねぇ、繭莉さん」

くちゅくちゅと卑猥な音を出しながら、鷹見の指が私の身体を絆していく。

「しましょうよ……繭莉さんのここも、こんなだし?」
「……も……もぉ……っ……ばか……」

そんな事を言いつつ許してしまうのは、彼が好きだから……だと思う。


……色々謎な男、鷹見に振り回される日々は、まだ始まったばかりなのかもしれない……



                       おわり
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