【ハイキュー!!】矢印の先に、俺(私)はいない【R指定】
第7章 Obsession
「寒い?布団の中に入ろうか。」
仁美が返信をするまもなく、彼女の体はベットに沈められる。
「クロ…。」
仁美の体に黒尾がまたがると、彼はゆっくりと自分のネクタイを外す。
仁美から目を離さずに服を脱いでいく黒尾に、仁美は気持ちが追いつかない。
「…寒い…くっついていい?」
上半身裸の黒尾が抱き付いてきて、布団の中で絡み合った。
部屋の空気が冷たいのを感じさせないくらい、その腕の中は温かった。
黒尾の手が仁美の服の中に入ってくると、仁美は彼を止めた。
「クロ、私来週入試があるのに、こんなことする気分にはなれない…。」
「公募推薦で受かった学校あるだろ。」
「…本命は来週なの…。」
「……………。」
一瞬揺れる黒尾の目。
少しの間があったが、彼はそのまま仁美の体を弄った。
「クロ…。」と仁美の声が漏れる中、黒尾は仁美の体にある自分の痕と–––。
無数の研磨の痕を目にした。