第13章 キスマーク　※

「っ！おい…」
　焦る伏黒を面白そうに一瞬見つめて、部屋着をずらして大きくなったアレにもちゅ、とキスして口に咥え上下に動かす。

「くっ…！出るぞ、やめろ」
「ふふ♡恵のおっきい♡」
　マジでやばいから、と奉仕を続けようとする鈴を止めて頬をむぎゅっと掴んだ。口に出すのは抵抗があり過ぎる。

「もうっ！」
「なんで怒るんだよ…」
「男の人は口ですると喜ぶんじゃないの…？」
「誰に聞いたんだよ、マジで」

　機嫌を直させるように目尻にキスして、ランジェリーの肩紐をずらして胸を露わにする。少し紅潮した柔らかい肌は触れると吸い付くようで。
「綺麗だ」

「あっ、やん。だめぇ♡」
　豊満な胸を両手で優しく揉みしだく。既に硬くなった突起に甘噛みすると甘い声が漏れた。
　乱れた下着は邪魔だとばかりに脱がせて、秘部に指で触れるとトロトロに蜜が溢れ出している。ぴちゃぴちゃといやらしい音。

「ふぁ♡はぁぁ…ん♡あぁ♡」
「こんなに感じてえっちなのはどっちだか」
「っん♡も、だめ…♡恵の、ちょうだい」
「あとでな」

　意地悪く笑って、開脚させた足の間に顔を埋めた。舌で舐めとりながら、指で花芯を愛撫すると面白いくらい蜜を溢れさせる。　
　その間もびくびくと中が引き攣って、何度かイキかけてるみたいだ。

「おねがい、恵の、いれて…、欲しいの…♡」
　絶頂までいけないのが辛いのか、涙目で懇願してくる鈴を見て自然と口角が上がる。可愛い。自分だけのものにしたい。他の誰も見れないところに閉じ込めたい。抱き潰して俺のことだけしか考えられないようになって欲しい。
　こんな重い感情、気付かれたくないから。

「鈴が入れて」
　彼女を起き上がらせて、向かい合わせにする。鈴は言われるまま腰を揺らしながらゆっくり落としていく。

「やっ、あぁん♡」
「入れただけでイッたの？ほんとにエロいな」
「あ♡あんっ♡またイッちゃう…っ」
　こんなにエロくなるなんて、ほんとに酒だけだろうな。
　背中にしがみついて快感に耐えているのが、この上なく愛おしい。