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❁✿✾ 依 依 恋 恋 ✾✿❁︎/イケメン戦国

第3章 依依恋恋 三話



が、光秀の場合はほとんどそういった事はなく、大抵は信長の【構わん】の一言であっさり通ってしまうのだが。

(企画書を完成させる事で、この娘の社内での評価も上がる事だろう。新人を担当へ就かせた事への波風を抑え込むには、上役(うわやく)達からの後押しも肝要だ。……まあ、その点は秀吉ならば問題ないだろうがな)

ただでさえ、凪はこれから看板人気作家、明智光秀の編集として否が応でも注目を受ける。その時、実力のない新人を光秀へ就かせた事へ異議を唱える者が必ず現れるだろう。いつの世も、出世が絡むと人は足の引っ張り合いをするものなのである。彼女をそんな醜い諍いへ巻き込む事は当然本意ではない。よって、他者からけちを付けられない程の実績を作らせればいいと、光秀自らがこうして早急に動いたのである。────仕事を口実に、凪の顔が見たいというのも本音ではあるのだが。

その後、書籍化した際のカバーイラストを担当する絵師を複数候補の中から、依頼を持ちかける相手を決め(凪の好みを訊いてその絵師へ依頼する事にした)、主な登場人物となる四人の特徴などを大まかにまとめ(主人公はさり気なく凪を意識した)、二度目の打ち合わせを終える。時刻的にちょうど昼餉時だった事もあり、社へ戻ろうとする凪を駅まで送るという口実で、途中一緒に老舗の和食屋へと誘った光秀は、幸せそうに料理を食べる彼女の姿を穏やかな、満たされた眼差しで見つめていたのだった。

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