第12章 義勇の気持ち〜冨岡義勇
「か、かか霞柱!?」
冷たい表情で、隊士を見据える。
「俺が子供だって?」
「い、いや、、いえっあの。」
「汚い手を退けろよゆきに触るな!」
隊士は、慌ててゆきから離れた。
「お前らみたいなのをクズっていうんだ。弱いから自分より弱いものしか相手にしない。頭悪い奴ら。クソみたい。早く消えろよ」
土下座して震える隊士に無一郎は、足蹴りをした。
「この子に触った汚らわしいそのきったない手切り捨ててもいい?」
「は、柱…なにとぞ、許してください。」
刀を大きく振りかぶった所で誰かに止められた…義勇だった
「時透、俺たちの日輪刀は鬼を斬るための物だ。堪えろ」
騒ぎを聞き付けた他の隊士達もあらわれて、すぐに二人を拘束して連れていった。
涙を流しながらゆきは放心状態で震えていた。
義勇、無一郎二人同時にゆきの元に向かった。
「わぁーん!怖かった…ひっくひっく」
咄嗟にゆきは、無一郎の胸に飛び込んでいた「助けに来るの遅くなってごめんね」
無一郎が泣きじゃくるゆきの頭を撫でて安心させているその光景を義勇は、見ることしか出来なかった。
「冨岡さんこんな状態でゆきを蝶屋敷に泊めるなんてできません。うちの屋敷に連れて帰ってもいいですか?」
「いや、俺が連れて帰る」
無一郎は、少しクスッとしながら「冨岡さんも媚薬効いてるんですよね?フラフラですよ。そんなので道中鬼が出てゆきを守れます?」
確かに、無一郎の言う通りだった…。
「それに、媚薬効いてるならゆきに何するかわからない…普段でも富岡さん危ないですし。」
義勇は、ゆきの顔を覗き込むが目を合わせてくれない…
「明日また冨岡さんの屋敷まで送ります。」
無一郎は、ゆきを抱き上げて連れて行ってしまった。
義勇はその場に座り込んだ。こんなに好きなのにゆきは時透しか見えてないんだろうとすごく感じた。空回りする自分が惨めで仕方なかった。
俺の気持ちはただ一つなのに…
口下手な自分が嫌になる…
しのぶが優しい口調で慰める
「冨岡さん…もういいんじゃないですか?あの子は貴方には、振り向かないですよ」
そんなの薄々感じていた、だけど俺の気持ちは…やはり
好きなんだ