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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第23章 僕の名前を呼んで〜時透無一郎【R18】


お蕎麦を食べるが二人とも会話は無かった。

お店を出ても言葉は交わさない。

街は賑わっていて人が溢れていた。

通行人にぶつかりゆきがよろけ、義勇が腕を掴み自分の目の前に移動させ後ろからゆきを守るように歩いた。

ゆきは、顔も見ずに「ありがとうございます」とだけ答える。

屋敷に戻ると玄関には、心配そうな顔をした百合の姿が見えた。

ゆきを見るなり走り寄り力いっぱい頬を叩いた。

「また、義勇さんをそそのかしたの!?気持ち悪い!」

「何をしている!」

義勇が慌てて頬を抑えるゆきに歩み寄った。
口が切れて血が流れている

「百合いい加減にしろ!ゆきに手を出すな!」

「だ、だって二人でこそこそ…」

義勇は、放心状態のゆきを連れて屋敷の中に入って行った。



「あの…これくらい手当なしで大丈夫です」

「だめだ」

「…」

距離が近すぎる…。目の前に義勇さんの顔がある。
稽古以外関わらないようにしてたのに。

久しぶりに触れるゆきの肌抱きしめたい衝動にかられる。

「も、もう大丈夫です」

俺の心中を読まれたのか?ゆきは慌てて立ち上がろうとした。

そうは、させたくなかった。

義勇は、ゆきに手を伸ばし自分の胸の中に抱き寄せた。
だが、ゆきは、それを誤魔化すように腕からすり抜ける…。

「さ、先道場に行ってますね。」

義勇は、一人部屋の中で空っぽになった腕の中を見て胸が痛んだ。


稽古が終わり無一郎の屋敷に戻るとまだ無一郎が庭で打ち込み稽古を一人でしていた。

すごく真剣で一心不乱で竹刀を振っている。

ゆきはそんな熱心な姿に思わず見とれてしまった。

無一郎がゆきに気づき手を止めた

「おかえり。先にお風呂に入ったらいいよ。隠の人が用意してくれてるから」

すっかり日は暮れていた。

「一緒にご飯食べるの久しぶりだね」

その発言にゆきは、無一郎との記憶がないので驚いた。

「えっ?私時透さんと一緒にご飯食べた事あるんですか?」 

「あるよ」

「一緒にした事色々あるよ」

「えっ?そうなんですか?」

「この後部屋においでよ」

「いいんですか?」

「思い出させてあげる」

早く思い出してよ…





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