第22章 恐怖
寂しい思いは抱えてるけど
仕事を疎かにはしないようにしてる…。
冨岡さんだって
会えない間もきっと頑張ってるはずだもん。
あの人に負けないように
私は私がやれることを全力でやるんだ…、
柱である冨岡さんの恋人として恥じないよう
精一杯働かなきゃ…。
自分自身に喝を入れた私は
冨岡さんと顔を合わせる日が訪れることを楽しみにしながら、毎日全力で仕事に当たり、
あっという間に1週間ほどが過ぎて
ずっと寝たきりだった炭治郎くんが起き上がれるほどまで復活した。
炭「うー…、悔しい…!
やっぱり中々体力、戻らないなぁ…」
『頑張ってるね、炭治郎くん。』
炭「あ!さん!お帰りなさい!」
買い出しに出ていた私は
蝶屋敷に帰宅し茶の間にやってくると
ちょうど炭治郎が柔軟をして
身体をほぐしているところに出会した。
『一旦休憩にしてお茶にしよ!
美味しそうなお煎餅買って来たから
キヨちゃんとスミちゃんとナホちゃんも一緒に食べない?』
キ・ス・ナ「「「はーい!!!」」」
温かい煎茶を淹れ、みんなでちゃぶ台を囲みながらお煎餅を味わっていると、炭治郎くんが思い出したように口を開いた。
炭「そういえば
俺が寝てる間に刀って届いてないかな?
刃こぼれしてしまったやつなんだけど…」
キ・ス・ナ「「「っ……」」」
『…?』
炭治郎くんの言葉を聞いた途端、顔を引き攣らせな3人の女の子…。
…その様子からして刀は届いていないのを悟った。
キ「は、鋼鐵塚さんからお手紙は来てますが…
ご覧になります…?」
『え…!?
炭治郎くんも鋼鐵塚さんに手入れしてもらってるの!?』
炭「も、ってことは、さんも?」
『うんっ!
いつも綺麗な状態に仕上げてくれるから
私、鋼鐵塚さんが担当で良かったって思ってるんだよね〜』
炭「へぇ!
でも俺は刀を折ったり無くしたりしてるので
その度にいつも刃物で刺されそうになってます…。
さんも追いかけ回されてるんですよね?」
『さ、刺される…?追いかけ回されるって……
えぇ…?』
…そんなこと、一度もされたことないんだけどな。